ソウルメイトは、多くの方がよくご存知ですね。
ただ、ソウルメイトは1人だけではないと言うと、
「知ってる」と言う方と、「よく知らない」と言う方に分かれます。
ソウル（＝魂）メイト（＝伴侶、仲間）つまり、世の中に多く存在します。
大きな魂のグループ（家族）と言っても良いかもしれません。
大切な人になる場合もあるし、何でも話しが合う友人同士という場合もあります。
そして家族は大抵はソウルメイトと言っていいと思います。
またほんの一瞬の出会いで何かを教えるために現れる場合もあります。
私の場合は、後者の「一瞬の出会い」でした。
私は、今から10年くらい前、全てに諦める時期がありました。
全てと言っても子供達と過ごす時間は貴重であり、毎日が輝いており大切な時間でした。
諦めとは、自分自身に対してでした。
当時私は、ベトナムに住んでいました。慣れない土地でしたが、
7年間滞在していたので生活のイロハはある程度、
身についていましたが、周囲の人間関係。
つまり一番近くにいる主人との間にどんどん亀裂が入っている時期でした。
夫婦間での事は、ここでは多くを話しませんがお互いが必要としていないのかな
と感じることが多い事が原因でした。
昔の観念を持っていた当時の私は、
子供達が生まれて来てくれた事が大きな救いでした。
でも次第に子供達以外に興味を失い、
昔の自分とは想像がつかないほど、
自分を彩る装飾品や服や、髪型、ネイル等全てに興味がなくなっていました。
歯科矯正をしたいとずっと思っていましたが、
それさえも、私はこのまま老いて今歯科矯正をしたところで何が変わるのだろう
とさえ考えるようになったほどです。
本当にネガティブモード全開でした⤵︎⤵︎
生活で一番楽しいのは子供達と過ごす時間だけでした。
子供達は３人ですから、
習い事も三人三様でそれぞれに待機している時間さえも
一人になる時間はなく送り迎えの繰り返しでした。
それでもこの時間は貴重と思えるほど楽しい時でした。
ただ夜、一人になり自分を見つめた時に、
私は一体何なのだろう
なぜ、こんなに寂しい気分を味わっているのだろう
私は、過去に何か悪い事をしたのだろうか
と何度も答えのわからないことを思いめぐらせていました。
親ならもれなく子供に対して大きな愛を持っているだろう、私も同じです。
でも何か足りない、子供以外に何か足りない。
でもそれが何なのかわからない。
そんな思いを募らせるばかりでした。
周りからは、頑張り屋さんだね、スーパーママだねとか、
言われても何故か自分ではそんな気さえしない。
確かに毎日色々な事に追われ頑張ってはいたけれど、
ただやらなければならないことをしているだけと思っていました。
私はこうやって歳をとっていくのかなぁっと、ただただ悲観的だったことをよく覚えています。
海外生活は慣れているはずなのに、
弾む気持ちはいつの間にか消え去り、
何故かいつも心に穴が空いたような気持ちでした。
誰かに話したい、でも話したところで誰がわかってくれるのか。
本当は一番主人に話をしたかったのかもしれません。
でもなかなか分かり合えないことが分かっていたので敢えて何もないふりをしていました。
ただ、こんな自分から抜け出したい、前のように仕事したり、着飾ったりしたい。
フランスからここベトナムに来るまで日々家事に追われ、
今の私に何ができるのだろうと考え始めた時、
自分に自信が持てない。
それが大きな原因だとわかりました。
そんな折、ある人との出会いがありました。
少し話をしただけなのにとても気が合い、色々話をしていく中で、
自分では見えていなかった事を伝えてくれたのです。
海外生活をしていく中で当たり前だと思っていたことや、
私にはこんな事もできる、あんな事もできる
と褒めてくれたのです。
私にも良い面があるのだと気づかせてくれる人でした。
私は、家に帰りメモに見つけられる範囲の自分の良い所を小さなことも含め書き出しました。
もしかしたら、自分にもまだまだ可能性はあるのではないか、
無理だと諦める前にもう一度見直してみよう
と奮起しました。
ソウルメイトがいるとは当時、話を聞いてはいましたが、
この時、心の底からこの人は私のソウルメイトだと確信した出来事でした。
このような形で現れ私の背中を押すためだけに登場したソウルメイト。
それ以降、私は再び全身鏡で自分を見て魅力がなくなっていたなと実感。
もう一度、前の自分を取り戻そう！
服を取り出し、靴や鞄と合わせ、
長い間使っていなかった宝石箱を眺めながら
何が合うかとワクワクしたのを忘れません。
今日はこれで以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
